何かを得ると何かを失う。是、人生の常なり。
在宅稼業の一番いい所は、時間の融通がきくことではないでしょうか。
煮詰まったときに、部屋の衣替えを始めたり洗濯を始めたり。
そう、まるで「期末試験前の学生」のような現実逃避です。
オフィス仕事ではこうはいきません。
まあ効率がいいのか悪いのかは別として。
私は起きてからすぐ動けるタイプではまったくありません。
そしてどうにもこうにも体が動かない(怠い)日もままあります。
そんなときには湯船に浸かることも。
もちろん外出する予定がなく、時間に自由がきくときだけですが。
何もしないでぼーっとするのが苦手なので、よく本を読んでいます。
最近の愛読書はコチラ。
「村の広場」著・安野光雅
数学が好きな著者の文体が数式のような雰囲気で新鮮です。
私、数学大嫌いだったのでね。
ちょっとしたエピソードがいくつも並べられているのですが、一気に読むことができず自分の解釈を考えながら少しづつ進めています。
学問をするうえで大切なのは「美に対する感受性」だそう。
数学においては数式の美しさに感銘を受けられるかということでしょうか?
私は感銘を受ける前に理解できずに泣いたのですが。
またバーバラ寺岡さんのお父様による「三つの教訓」というものが印象的です。
1:センスとは分別のことである
2:ブランドは自分
3:人のためは偽り
細かい注釈は省いていますが、読むと「なるほどなぁ」と感心しきりでした。
私、無知なうえに流されやすいのでね。
安野さんの脳ミソを一度拝見したくなりました。
そうして一つ賢くなったような満足感を得て、仕事をする時間を失うのはまあ、日常茶飯事なのです。
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