歴史的カリスマ3人美女に学ぶ『美』

化粧品には「クレオパトラも愛した◯◯」「楊貴妃の秘密の◯◯」「小野小町の美肌を作った◯◯」とかいうコピーがよくあります。

私これらを見るたびにいつも思うんです。

彼女たちはなぜ現代と変わらない美容成分をすでに知っていたのか。

先日とある取材中にこの話をお伺いする機会がありました。

すると

「彼女たちは『美しいものを体に取り込むことで、その恩恵に与れる』と信じていたそうです」

というお答えが。


これを聞いたときに、なんて神秘的なんだろう!!!! と興奮しました。

もちろん「やだこれすごく綺麗! そこのオマエ、食べてみよ」と彼女たちの部下が猛毒の花を食べさせられて犠牲に……という悲運なエピソードもてんこ盛りだったかもしれません。(※私は歴史に疎いため、これらはすべて妄想の域です)

楊貴妃が愛したとされる漢方なんかは、「効くにきまってるじゃない! どんだけ犠牲があったと思ってるのよ!」(某美人女医のお言葉)と言われるほど。


けれどもこのストレートな発想がとても美しく感じられるのです。

美女が美しいものを口に含む行為自体がすでに絵的に素敵だからでしょうか。

私もそのうち大量の薔薇を買ってきて湯船に浮かべたりしたいところですが、入浴後の掃除が大変そうで躊躇せざるを得ません。


さてさて。

彼女たちが歴史に名を残すほどの美のカリスマだった理由が他にもあります。

それはズバリ「頭の良さ」です。

クレオパトラは女王として、国民に崇められる存在であり続けなければいけなかった。

楊貴妃は玄宗皇帝の寵妃として、いかに飽きられずに常に愛されるかを考えなければならなかった。

小野小町は宮中に参内するキャリアウーマンとして、自分の存在を誇示する必要があった。

これって単純に美しいだけでは成し得ないことだと思います。

そして現代でも通じる「女子力」ってやつではないでしょうか?

(個人的に「女子力」って言葉は小賢しい感じがして嫌なのですが……)


数多の人間の注目を浴びるために常に新しい物事を探すクレオパトラ。

どれだけ一緒にいても退屈させない新鮮さを模索する楊貴妃。

頭がいいだけではなく他にもデキることはたくさんあると完璧を演じる小野小町。

文武両道なんて言葉もありますが、彼女たちは「文美両道」だったのです。

3人合わせたら世界征服どころか宇宙を乗っ取れそうな勢いです。

「『美』を語るなら、外見だけではなく内面の美しさも重要」ということに気づいた一件でした。

余談:世界広しといえど「美しい肌(白い肌)」「美しい髪」という美意識は共通するものだそうです! これはもはやDNAレベルで刻み込まれているものなのでしょうか?

煩悩パラダイス

【煩悩】ぼん・のう 人間の心身の苦しみを生みだす精神のはたらき。肉体や体の欲望、他者への怒り、仮の実在への執着など。 【パラダイス】 天国。非常に楽しい世界。楽園 私の脳ミソは常に煩悩だらけで、日々煩悩のために生きています。

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